それでは後編やっていきます。お話は前編を理解していただいたということで進めます。
まだ前編を見ていないという方は先にそちらを見てください。
MtSNコードを移したいが本来のパネルを失っていたり、損傷が激しく読み出せない場合、iPhone本体から読み出すことができます。
ただ、本来のパネルがあるときのように、iCopy plusだけで簡単作業の数分で!とはいきません。
少し作業の工程や必要ツールが増えます。それでは説明していきます。(そこまで難しいモノではないです)
用意するもの
まず初めに、PCが必要になります。なぜ必要かというとPCとiPhone本体をLightningケーブルで繫ぎコードを読み出しするからです。
あと読み出しするためのソフトと、書き移すためのソフトが必要になります。
どちらも無料で手に入ります。作業前にどちらもPCにインストールしておいてください。
3uTools
http://www.3u.com/
QLCXRepairHelper V6.1.6
QLRepairHelper_V6.1.6_Setup.rar - Google ドライブ
本来のパネルを使わずコード(True Tone)移行させるやり方
書き移す環境が整ったらまず初めに、3utoolsを起動させます。下の写真の画面になります。
iPhone本体とPCをLightningケーブルで繫ぎます。そうすると繋いだiPhoneの詳細画面になります。
そして項目右下の【View iDevise details】をクリックします。
写真の画面が現れるので、項目下から二番目の【Cover Board Number】のコードをコピーします。
次にQLCXRepairHelperを起動させます。立ち上がったら左上の【Chip】をクリックします。
写真のような画面になります。
下の段の【Origin Color restore without origin LCD】をクリックします。
右の写真の画面が現れるので、【Original mtsn】の空白のところに3uToolsでコピーしたコードをペーストします。
ペーストしたら少し余計な文字が入っているのでこれを削除します。
コードでいうとFの前の部分です。
次にLightningケーブルで繋がったiPhoneを外しiCopy plusを繋ぎます。そしてiCopy plusに新しくコードを移すディスプレイを取り付けます。
全て取り付けが終わりましたら、【Repair】をクリックし新しいディスプレイにコードを書き込めば完了です。
本来のパネルがある場合と違い少し工程が増えますが、それでも10分程の作業で完了します。
今回、QianliのiCopy plusで紹介しましたが他にも色々なメーカーの治具機械があります。また別の機会に紹介させてもらいます。
Qianli iCopy plusなどのTure Toneを移行する治具やTure Tone移行対応ディスプレイなどはこちらで買えます。
パーツや修理するための工具も購入できる、スマホ修理に特化した卸売サイト
Amazonからも Qianli iCopy plus は購入できます。
・Qianli 3イン1 iCopy Plus 2.1 iPhone 7/8/8P/X/XR/XS/XSMAX/11 Pro Max LCD/バイブレーター転送EEPROMプログラマー & バッテリー/照明ボード (内蔵バッテリーなし)