おはようございます。kenbowです。
皆さんiPhoneの画面を修理する時に選ぶパーツの基準はなんですか?
値段やレビュー、品質など色々あると思います。今回の記事内容はそんなパーツ選びの判断材料にしていただければと思います。
iPhoneのディスプレイの種類
初めにiPhoneには二種類のディスプレイが存在します。
ひとつは TFT LCD 液晶ディスプレイ です。(iPhone7, 8, XR, 11 など)
そしてもうひとつは OLED 有機ELディスプレイ です。(iPhoneX , Proなど)
修理で使うディスプレイも、もちろんどちらもあるのですがその中でもまた種類があります。
修理用ディスプレイの種類
修理用ディスプレイには大きく分けて三種類あります。
・純正
・リペア
・サードパーティー
まずは純正ですが、新品ディスプレイパーツが個人にメーカーから販売されることは今のところありません。
なので純正を使いたい場合、部品取りを入手してそこから移植するカタチになります。
純正パーツがメーカーから販売されないのは、かなり昔からユーザーとメーカーで論議されていて、最近少し状況が変化して来ています。
その話はまた今度しますね。
・メリット 純正パーツなので全てにおいて安定している。(これ以外言いようがない。)
・デメリット パーツ単体で入手が困難。入手できたとしても高価。
次にリペアですが、これはガラスだけ割れたディスプレイから表示装置だけを取り出し、新たに新品のサードパーティー製のガラスを張り替えたものです。現在ユーザーが手に入れれる一番純正に近いディスプレイとなります。
・メリット ガラス部分以外純正なので安定している。
・デメリット ガラスは新品だが、表示装置部分は中古。純正ほどではないが高価。購入先が限られる。
そして最後にサードパーティーですが、これは純正の真似をして作ったコピー品です。もちろん製造しているのはappleではなく他所のディスプレイメーカーです。数社のメーカーが製造しています。
・メリット この中で一番安価!入手もしやすい。amazonなどで大量に売られている。
・デメリット コピー品なので発色 タッチ反応 本体に取り付けたフィット感全てが純正に劣る。メーカーや価格によって良品と劣悪品の差が激しい。
ディスプレイだけをみても様々な仕様があり種類があります。
どれを選べば良いのか?
これだけ種類や仕様があるとどれを選べばよいか悩むと思います。
まあ自分にあったディスプレイを選べば良いと思います。
これからも長く大事に使いたいなら、純正かリペア(入手のしやすさからリペアになると思いますが)
とりあえず早く、安く直したいならサードパーティー
という事になります。
購入から取り付け、使用感はどうなの?
実際皆さんが気にしていて、不安なところはココだと思います。
まずは、液晶ディスプレイのモデルの話をします。(iPhone7, 8, XR, 11 など)
・購入 個人で買うには基本amazonなどのネットになると思います。街中ではまず売っていませんし、スマホ修理店さんに行ってもパーツだけ売ってくれるところは少ないと思います。
購入のときに注意したい事があります。めちゃくちゃ激安のディスプレイは絶対に避けましょう。千円前後のやつです。あれは必ずと言っていいほどババ引きます。品質悪い、不良率激高、対応悪い、時間と労力の無駄になります。
個人や初めての方で購入時選ぶ基準はやはりレビューになるのかなぁと思います。なるべくちゃんとした日本語を書いてるところ。サクラレビューも多いので見極めが肝心です。
自分はなるべく、リペア品を購入するようにしています。友達や知人の修理を依頼された時にもリペアをオススメしています。
やはり純正の表示装置は安定していますし、修理した後も安心できます。(安く修理してと言われたときはサードパーティー品をつかってます。)
・純正orリペア 高価 (7や8ぐらいだと価格も落ち着いている)
・サードパーティー 安いやつから高いものまで様々。激安は避けましょう。
・取り付け 作業自体はサードパーティーもリペアも同じですが、サードパーティー品は取り付けに少し苦戦する箇所があるかもしれません。やはりサードパーティー品はコピー品になるので、純正と比べると作りが雑で取り付けるときに粗が見えます。
樹脂ベゼルや金具の作りが雑で本体にハマりにくかったり、アール部分に段ができたりします。
それに比べ、リペア品は問題なくすんなりいく事が多いです。
・使用感 左がサードパーティー品、右が純正。画面の表示もやはりサードパーティー品は若干暗め。(両方バックライトMAX)
今回使用しているサードパーティー品はかなり発色もよくバックライトも明るい方。タッチの応答も良かった。
サードパーティー品は純正より安価に製造されているため、不良品もしばしば。なのでしっかり不良品対応してくれる販売元を見つけましょう。
次は OLED 有機ELディスプレイの話をします。(iPhoneX , Proなど)
・購入 こちらも純正、リペア、サードパーティーとあり、先に話した液晶ディスプレイと購入時の注意はさほど変わりません。
しかし有機ELは液晶ディスプレイと違い、製造元も少なく全体的に高価なパーツとなります。
なので液晶ディスプレイのモデルに比べて少し値が張るのは覚悟しておいてください。
あ、今お金高くなるの嫌だなって思ったでしょ? 安心してください!
なんと!サードパーティー品には有機ELのモデルに液晶ディスプレイのラインナップがあるのです!
訳わかんないですよね。要は有機ELディスプレイではなく、液晶ディスプレイを取り付けれるんです!
それってダウングレードじゃないって思うかもしれませんが、価格はグッと安くなります。
ちょっと話が脱線しますが、iPhoneXで初めて有機ELがスマホに搭載された頃、サードパーティーの製造会社は有機ELの製造ノウハウも製造ラインも無かったそうです。(工場に製造する機械を入れるだけですんごいお金がかかるとか汗)
じゃあ、iPhoneXの補修ディスプレイどうするか?となった時に、今まで作ってきた液晶ディスプレイで作ったらいいやん!となったみたいです。中国の発想には驚かされます笑
ちなみに液晶ディスプレイ化にデメリットもあります。まず液晶ディスプレイには可視化する為にバックライトが付きます。(有機ELにはバックライトはない)なのでその分厚みが増すのと、バックライト分の消費電力がかかりバッテリーの持ちが少し悪くなります。
表示も液晶ディスプレイなので有機ELより荒いです。
次に、サードパーティー品の有機ELですが、ソフトとハードという種類があります。
違いはソフト基盤か、ハード基盤かという差なのですがぱっと見、外見からでは違いがわかりません。
これは電源を付けて画面を見たときに違いがわかります。
ハードは構造上どうしても表示下部の黒縁が太くなるようで、表示範囲が狭くなります。
ちなみに純正はソフト基盤です。
話が長くなりましたが、有機ELの購入できるディスプレイとしては
・純正 びっくりするぐらい高価
・リペア こちらも高価
・サードパーティー 有機EL ソフト 購入して使える価格
・サードパーティー 有機EL ハード ソフトより少し安い
・サードパーティー 液晶ディスプレイ 安価
・取り付け こちらも先に話した液晶ディスプレイの時と同じ感じです。ただ、有機ELは液晶ディスプレイに比べて歪みに弱いです。
取り付けるときに無理な力を加えると簡単にディスプレイ破損します。そこは注意が必要ですね。
・使用感 写真は左がサードパーティー品の有機ELハード 右が純正だが、明るさはそこまで大差無い。(両方画面の明るさMAX)
サードパーティー品といえど有機ELは発色も良い。ただやはりベゼル部分は純正より若干太くなってしまう。
タッチ応答感も悪くはない。
液晶ディスプレイはドットの粗さや分厚くなってしまう点などデメリットが多いが価格が有機ELディスプレイに比べるとめちゃ安なので使用感もそこそこ。
補修画面のまとめ
液晶ディスプレイ搭載モデル
安く直したい、とりあえずディスプレイが使えるようになれば、データだけでも取り出したい、という方はサードパーティー品で良いと思います。ただ激安品は避けましょう。
これからも長く使いたい、お金はかかっても綺麗に直したい、タッチ感・色味・バックライトの明るさが変わるのが嫌だという方はリペアをオススメします。
有機ELディスプレイ搭載モデル
こちらも安く直したい、とりあえずディスプレイが使えるようになれば、データだけでも取り出したい、という方はサードパーティー品の液晶ディスプレイで良いと思います。ただ激安品は避けましょう。
これからも長く使いたい、お金はかかっても綺麗に直したい、タッチ感・色味・画面の明るさ、が変わるのが嫌だという方はサードパーティー品の有機ELをオススメします。
完璧に直したい、お金をかけても大丈夫という方はリペアをオススメします。
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